ありのままの自分とは?

2025年06月25日 15:37
カテゴリ: ヨガ

"ヨガを教える時、あなたが心を開いていなかったらお客さんも心を開かないよ。"昔そうトレーナーから言われたことがあります。


ヨガを始めたばかりのわたしは本当の意味で"心を開く"という事がどういうことかわからずもがいていました。

当初のわたしはヨガ歴=指導歴。
しかも新卒で人生経験も浅い23歳。
インプットとアウトプットを同時に行っているような中、言うなればお客様のほうがヨガ歴が長い訳で、、、。

そんな自分がヨガを伝えると言う事はかなりのプレッシャーでした。

自分なんかがヨガを教えてもお客様にはその浅さを見抜かれているようで、謙虚を通り越して申し訳ない気持ちでヨガをしていました。

そんな日々を送る中も変わらず研修があり、
そこでの試験の際にトレーナーに言われた言葉が今でも心に残っています。

あなた達は(新卒)まだ人生経験もヨガ指導歴も浅いかもしれないけれど、この研修を含めこれまで努力を積み重ねて今ここにいる事を知っています。

だから、試験を受ける時はありのままの自分で挑んで下さい。それを私達も見たいと思っています。
緊張するかもしれない。憧れの先輩のようになりたいかもしれないし、上には上がいる。
けれど、ここまで頑張ってきたのはあなた自身。今の自分ができる精一杯を出す事で唯一あなたしかできないクラスが出来るようになります。
それをお客様も望んでいるから。
誰かのように上手く喋ろうとせず、憧れの先輩のような言葉を選ぶ必要もありません。
見栄を張らず、これまで頑張ってきたありのままの自分で試験に挑んでね!

その言葉をもらった時に、
わたしは自分が自分のことを1番否定していた事に気付きました。
その瞬間ぶわぁと感謝の気持ちが押し寄せてきて、誰かと比べて何をやっても中途半端と自分を責めていた気持ちにごめんねをして、少しずつでも成長している自分へとようやく目を向ける事が出来ました。

そして試験当日は変に見栄を張らず、教わった事をそのまま出し切る事ができ無事合格しました。

ありのままの自分を認めてもらえた事で、自分自身にも自信が付き、お客様の前でもわたしらしくレッスンをすることが出来るようになっていきました。

憧れの誰かのようにではなく、自分自身が積み重ねた努力を信じてありのままに伝える。

この経験は今でも大切な場面を乗り越える時にわたしの力になっています。

自分と向き合い、わたし自身がいちばんの理解者になることで言葉に心がこもり、人の心に響くようになったと感じます。

ありのままの自分は過去の積み重ね!
自分に自信がない時はどれだけ毎日努力しているか、日々の小さなことも紙に書いて目で見て確認してみるとめちゃくちゃ頑張っている自分に気付けます♪


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